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生姜の産地「服部」

ジンジャーシロップをはじめ、いろいろな生姜製品に使用している生姜の中でも『はっとり生姜』。

生姜の収穫がない時期などは高知県や徳島県の生姜を使用していますが、主に使用しているのが『はっとり生姜』です。

ジンジャーダイヤモンドの生姜製品の中でも、『生姜ごはんの素』は、炊きあがるときの香りがよく、とげのない、上品なまろやかな辛さに仕上げたいので、この『はっとり生姜』のみを使用しています。

『はっとり生姜』の産地、『服部(はっとり)』ってどこ?

『はっとり生姜』の産地は、広島県福山市駅家町服部という場所です。

広島県でも、福山市は岡山県との県境の市。
その福山市の中でも北部に位置している駅家町服部。その中でも山間にある雨木地区という場所に生姜畑があります。

同じ福山市の中でも、新幹線の停まる福山駅がある周辺とはまったく違い、緑いっぱいの、自然広がるのどかな場所です。

服部の恵みの源は蛇園山!

生姜畑の裏手にそびえたつのは、蛇園山(じゃえんざん)。標高545.8ⅿでそんなに高くはないのですが、この蛇園山が服部の恵みを育んでくれています。

蛇園山のふもと、標高100ⅿほどのこの地は、昼夜の気温差が大きい場所。

気候、土壌…そして最後に水。
蛍の里と言われるほど、山から湧き出る水は透き通っていて、水量も豊富です。

この恵まれた環境が美味しい生姜を生み出す根源となっています。

蛇園山の山頂の少し下はとっても眺望がいい場所。

この蛇園山、この場所からの眺望がとってもいい。なんとここからパラグライダーたちも飛び立っていく場所なんです。聞くと約400mの標高差を楽しむそう。自分ではなかなかチャレンジできませんが、いつかここから飛び立っていくパラグライダーの方たちを見てみたいな〜と思っています。

この場所はバーベキューができる場所もあり、この日は家族連れ数組が楽しんでいらっしゃいました。

奇石や珍しい植物たちとも出逢える登山もオススメ!

蛇円山登山口の石標の場所はどうやら車道らしく、石畳神社のそばから登ります。いくつか登山道はあるようです。

登られる方が少ない登山道なので、道が整備されていない場所や歩きにくい場所もありますが、それがまた楽しい、蛇園山です。

植物と言えば緑! なのですが、この常識を見事に破り、生息する真っ白な、半透明な光合成をしない植物「ギンリョウソウ」に出逢える日も。いろんな種類のキノコにも出逢えます。

自然が生み出した神秘の世界。

少し、登山道から離れ、あるスポットを目指します。突如現れたのは、平らな石が重なった奇石の「ビョーブ岩」。

高さは何十メートルかあり、誰かが重ねたわけではないのに、ここだけ、岩が集まり、斜面にほぼ垂直に重なっているのです。

まか不思議なスポット。
ほかにもカエル岩、クグリ岩、テング岩…とにかく不思議な岩がたくさん!なにかが宿っているパワースポットのように感じます。

山頂には神様が!このお社にも龍が彫られています。

山頂に鎮座しているのは、高靇神社(たかおかみじんじゃ)です。2文字目は、雨と龍が一緒になった字。雨乞いの神様と言われています。

地元の方に聞いた話だと駅家と府中の七つ池?を行き来する大蛇がいて、それにお願いをすると雨を降らしてくれると。同じ「高靇神社」という神社が神辺にもあるのです。

この言い伝えがほんとなら素敵だな〜と思い、ジンジャーダイヤモンドでは勝手に「大蛇伝説」と呼んでいます。

蛇園山のふもとの土壌がよい理由。

その昔、蛇園山に鉱山があったようです。いくつもある登山道の中には昔、鉱物を運びだしていた道があるそうです。

この鉱物やミネラルが豊富な土壌は、根菜類が美味しく育つ土壌。この土壌をより生姜に適した土づくりを冬の間にしていきます。

生姜の生産量がすぐに増やせない理由。

生姜は養分をよく摂るため、連作障害を起こしやすく、2〜3年同じ場所に植えると収穫量が減ってしまいます。

そのため、今年植え付けする生姜畑以外も土壌づくりをしていきます。

生姜の生産量を増やしたいけれど、畑を広げれば、土壌づくりを手抜きすることになると、ゆっくり、じっくり広げています。

こだわってた冬の間の生姜の種の保管術

生姜は、収穫した生姜を種用に保管し、翌年の生姜の種となります。

11〜12月に収穫した生姜の中から来年の生姜の種にするものを冬の間は、生姜保管用に掘った横穴に入れ、砂のような土をかけ、管理・保管していきます。

元気なままの生姜をいかに保存するかが勝負!

穴に保存するときに砂を被せるのですが、そこに有効菌を入れます。そうすると元気なまま生姜を保存でき、それが味の違いに現れてきます。この保管を失敗すると染みた生姜になってしまいます。買った生姜を冷蔵庫に長い間置いておくと、なるあれです。

この丁寧なひと手間が味の違いを出します。春になり、その種生姜を横穴から掘り出し、選別し、発芽させていきます。

広島って生姜の産地なの?

「広島県福山市駅家町服部で作っている生姜でして…」とお客様にお伝えすると「広島県って生姜の産地なの!?」とびっくりされることが多いですが、全国No.1の収穫量を誇るのはみなさんご存知の通り、高知県。広島県はベスト10にも入らない、産地とは言えない場所かもしれません。

しかも、この広島県福山市駅家町服部の生姜農家さんも6軒だけ。軒数も、収穫量もほかとは比べものになりません。

ジンジャーダイヤモンドが探し求めていた生姜

ジンジャーダイヤモンドを誕生させ、各地の生姜を味比べし、製品を作る。何度も何度も試作を繰り返しました。つくるなら、素材もとことんこだわった、とにかく美味しいものを作りたかったんです。

実は最初、知らなかったんです。ジンジャーダイヤモンドがある、広島県福山市で生姜を作っているなんて。しかし、あるきっかけで『はっとり生姜』と出逢い、味、香り、そして生産者の想い…探して求めていたもの、すべて揃っている生姜がこんなにも近くにあったのです。

50年以上つづく、『はっとり生姜』の歴史

生姜製品を作ろうと思っていなければ、同じ市内に住んでいても、広島県福山市で生姜が作られているなんて知らなかったと思います。今も、福山市内在住の方でも、駅家町在住の方でも知らない方も多い『はっとり生姜』。

なかなか生産していることが知られていないですが、50年以上続く、雨木地区の産物です。

どんどん少なくなってゆく『はっとり生姜』農家

ピーク時には生姜の生産農家が15軒ほどあったようですが、天候不良や病気、害虫被害などで不作が続き、一時期は生産農家が1軒になったこともあるようです。

服部の雨木地区の産物である、生姜を途絶えさせてはならぬと生産者が増え、現在は6軒程度に。

ジンジャーダイヤモンドも、この美味しい生姜を耐えさせてはならぬと一緒に邁進していこうと思っています。